この記事は、ハリーポッターシリーズの映画・原作のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。
ハリーはホグワーツへの入学が許可されたものの、学費を払ったり学用品を買ったりするためのお金を持っていませんでした
ダーズリーには、ハリーがホグワーツへ行くためのお金を払う気は一切なかったからです
しかし、そんな心配は一切必要ありませんでした
ハリーの両親が、ハリーのために財産を残していってくれていたのです
ハリーが初めてグリンゴッツ銀行にある自分の金庫を訪れた時、金庫の中は山のようなガリオン金貨でいっぱいでした
そのおかげでハリーは、ホグワーツでの学生生活をお金に困ることなく過ごすことができました
それにしても、なぜポッター家はそこまでお金持ちなのでしょうか?
スティンチコームのリンフレッド
ポッター家がお金持ちな理由を解き明かすには、ポッター家の最初の人まで時代を遡る必要があります
ポッター家の始まりとなった人物は、”スティンチコームのリンフレッド”という12世紀の魔法使いです
彼は近所の人たちから『ポッタラー』(ダラダラしている人)という愛称で呼ばれていましたが、時が経つにつれ短くなり、『ポッター』になったそうです
リンフレッドは優れた魔法薬の作り手で、『骨生え薬のスケレ・グロ』や『元気爆発薬』といった今日まで使われている数多くの魔法薬を発明しました
(骨生え薬は、ハリーがロックハートのせいで腕の骨を無くした時に使われた)
これらの魔法薬を販売し多額の富を得たことで、リンフレッドはポッター家の財産の基礎を築くことに成功しました
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フリーモント・ポッター
ポッター家にたくさんの金貨をもたらしたのは、リンフレッドだけではありません
フリーモント・ポッターもその一人です
フリーモントはジェームズの父親、つまりハリーの祖父にあたります
彼はリンフレッドと同様に、魔法薬作りに優れた才能を発揮しました
フリーモントはホグワーツ卒業後、『スリーク・イージーの直毛薬』を発明し、元々豊かだったポッター家の財産を4倍にしました
(ちなみにこの『スリーク・イージーの直毛薬』は、ハーマイオニーがクラムとダンスパーティーに行った時、彼女のくしゃくしゃな髪を滑らかにするために使いました)
フリーモントの息子であるジェームズは一人っ子であったため、おそらくフリーモントは全財産をジェームズに残したと思われます
フリーモントはハリーが生まれる前に龍痘で亡くなり、ジェームズもハリーがまだ1歳の時にヴォルデモートに殺されてしまったので、フリーモントが築いた財産のほとんどはハリーに託されたというわけです
ブラック家の遺産
余談ですが、ハリーの後見人(godfather)であるシリウスは、死んだ後に所有物の全てをハリーに遺しました
シリウスはブラック家の最後の末裔だったので、裕福な純血の一家であるブラック家の財産は、自動的にシリウスに相続されていたはずです
シリウスは逃亡中の身でありながら、さりげなくハリーに最高級の箒をプレゼントできるほど裕福でした
シリウスのおかげで、元々金貨でいっぱいだったハリーの金庫に、またさらに金貨が増えたことになります
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