ナーグルとは一体何なのか? 隠された意味を考察【ハリーポッター】

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ナーグルとは、ルーナ・ラブグットがその存在を信じている魔法生物です

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の中で、ルーナはこのナーグルについて度々言及しています

しかし、ナーグルが存在するという明確な証拠はなく、実際に存在するのかどうかは不明です

ルーナとその父親のゼノフィリウスは、大半の人が存在しないと考えているような生き物の存在を信じています

しわしわ角スノーカックもその一例です

実は予言者新聞が取り上げていた

ルーナやゼノフィリウスだけが、その存在を信じていると思われていたナーグルですが

実は日刊予言者新聞には『ナーグル妖精を発見した(Fairy Nargles spotted)』との内容が書かれたコラムが掲載されたことがあります (映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』内で登場)

予言者新聞も、決して信頼できる媒体ではありませんが、このナーグルの存在を示唆する記事は、ナーグルを信じる人たちにとって喜ばしいニュースだったことでしょう

ナーグルは何かのメタファー?

しかし、この記事で本筋として議論したいことは、ナーグルが存在するのかどうかについてではありません

今回考えたいのは、ナーグルには、何か別の深い意味が隠されているのではないかということです

ルーナは事あるごとに、このナーグルを話題に出していますが、実際にその姿を見せることはありません

ナーグルは、何か他の物のメタファーであるとは考えられないでしょうか?

私の考えでは、ナーグルは『人を見た目だけで判断する意地悪な心』の象徴です

これからそう考える理由を説明したいと思います

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ナーグル除けのネックレス

ホグワーツに向かう馬車の中で、ルーナは自分の身に付けているネックレスが、ナーグル除けであると話しています

なぜルーナのネックレスは、ナーグルを寄せ付けないのでしょうか?

原作では、ルーナはバタービールのコルクを繋ぎ合わせた風変わりなネックレスをつけていることが示されています

見た目ばかり気にしている人たちは、おかしなネックレスをしているルーナには近寄ろうとはしません

だから、ルーナのネックレスはナーグル除けになるのです

ルーナが関わりを持つべき人は、変わったネックレスをつけていようが、本を逆さに読んでいようが気にせず、彼女自身の魅力に気づいてくれる人です

ナーグルのしわざ

ルーナは誰かに自分の靴を隠されてしまった時、それがナーグルのしわざだと思うと話します

しかし、ルーナの靴を隠した犯人が、意地悪ないじめっ子たちであることは明確です

彼らは、ルーナが見るからに変人だからという理由で彼女に意地悪をします

『ルーニー』というあだ名をつけ、ルーナが本当はどんな人間なのかを見ようとはしません

ヤドリギに集まる

ルーナは、ヤドリギはナーグルだらけのことが多いと言います

では、ヤドリギの下に集まるのはどんな人たちでしょうか?

ハリーが6年生の時のクリスマス前には、ハリーがヤドリギの下を通るたびに大勢の女の子が群れをなして集まっていました

この女の子たちは、ハリー自身に興味があるわけではなく、『選ばれし者』に興味があるだけです

ヤドリギの下は、そんな見栄えばかりを気にしている人たちが集まるのです

ルーナはナーグルと対をなす存在

ルーナは、人をうわべだけで判断したりはしません

ヴォルデモートの復活を宣言したハリーは、世間的に見れば、嘘つきの頭のおかしい少年でした

しかしルーナはハリーのことを信じていました。周りがどう思うかなんて気にしていません

ビルとフラーの結婚式では、ハリーがポリジュース薬で別人に変身していたにも関わらず、ルーナはハリーであることをすぐに見抜きました

これも、ルーナが見た目に振り回されず、その人自身をよく見ている証拠です

ルーナは、ナーグルに象徴されるようなな人たちとは、対をなす存在なのです

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