この記事は、ハリーポッターシリーズの映画・原作のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。
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ダンブルドアはスネイプの希望を拒否した
スネイプが『闇の魔術に対する防衛術』の職を希望していることは、ホグワーツの生徒の間でも周知の事実でした
しかし、実際にスネイプが教鞭を取っているのは『魔法薬学』です
スネイプは防衛術の職に応募をしましたが、なぜかダンブルドアはそれを拒否し続けました
防衛術の先生は、毎年変わっているにも関わらずです
なぜダンブルドアは、スネイプが防衛術の職に就くのを、頑なに拒否し続けたのでしょうか?
理由1:スネイプを呪いから守るため
闇の魔術に対する防衛術の職は、呪われていると噂されていました
なぜなら、誰も1年以上長続きしないからです
それだけでなく、この職に就いた者は、必ず不幸な運命に見舞われています
クィレルは灰になり、ロックハートは記憶を失い、ルーピンは狼人間であるとバレて、クラウチJr. (偽ムーディ)はディメンターに魂を吸い取られ、アンブリッジはケンタウロスに連れ去られています
こんなにも立て続けに不幸が訪れるのは、噂ではなく、この職が本当に呪われているからです
過去にこの職に就くことを拒否されたトム・リドル(ヴォルデモート)が、腹いせに呪いをかけ、誰も一年以上長続きしないようにしてしまいました
What was behind some of the choices Tom Riddle made on the road to becoming Voldemort? https://t.co/mGxNtqFHGi pic.twitter.com/9FxB5m5L34
— Wizarding World (@wizardingworld) December 31, 2015
ダンブルドアがスネイプをこの職に就かせたくなかったのは、この呪いからスネイプを守るためだったのではないかと考えられます
シリーズを最後まで読んだor観た人であれば、ダンブルドアにとってスネイプがどれだけ重要であるかは明白だと思います
スネイプは、ハリーを守るため、そしてヴォルデモートを倒すための二重スパイとして、絶対に欠かせない存在でした
そんなスネイプを、学校を去らなければいけなくなるリスクに晒すのは、得策とは言えません
クィレルのように、死んでしまう可能性すらあります
教師全員を束にしたほど大切なスネイプを、そんな危険な状況に置くことは、ダンブルドアは望まなかったはずです
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理由2:スネイプを闇の魔術から遠ざけるため
ダンブルドアはスネイプをほぼ完全に信用していましたが、少なくともスネイプが元死喰い人(デスイーター)であったことは確かです
スネイプは学生の頃から闇の魔術に入り浸っており、それは悪の道へとスネイプを導きました
なので、防衛術の職に就くことで、闇の魔術に触れる機会が多くなれば、またスネイプが道を誤るのではないか、とダンブルドアが心配した可能性があります
それに、スネイプと同じようにあのヴォルデモートも、この防衛術の職に就くことを切望していたという経緯があります
対して魔法薬学は、スネイプにとってよりポジティブな影響をもたらします
なぜなら魔法薬学は、スネイプの最愛の人であるリリーの得意科目だったからです
リリーが魔法薬学に秀でていたことは、当時教鞭を取っていたスラグホーンの口から明かされています
How do you think the stories would have been different if Lily had been placed in Slytherin or Severus in Gryffindor? pic.twitter.com/qihyh3OaLr
— Wizarding World (@wizardingworld) July 18, 2021
スネイプは、リリーのために行動しているときは、善人になることができます
ヴォルデモートの元を離れ、ダンブルドアに忠誠を誓うきっかけとなったのは、リリーの死でした
ハリーを守ることに全力を注いでいたのも、全てリリーのためです
ダンブルドアは、ヴォルデモートと繋がりの深い防衛術よりも、リリーとの繋がりの深い魔法薬学にスネイプを結びつけておきたかったのかもしれません
ではなぜ最終的にスネイプをこの職に就かせたのか?
スネイプを防衛術の教師にすることを何度も拒み続けてきたダンブルドアでしたが、
ハリーが6年生になった年に、最終的にダンブルドアはスネイプを防衛術の教師に任命します
呪いはまだ継続しているにも関わらず、なぜダンブルドアは今になって気が変わったのでしょうか?
理由1:どの道スネイプは学校を去る予定だった
なぜなら、呪いのあるなしに関係なく、スネイプが学校を去らなければならないことは決まっていたからです
ダンブルドアが指輪の呪いにかかった時から、スネイプがダンブルドアを殺すこと、それによってヴォルデモートの確固たる信頼を得ることが計画されていました
ダンブルドアを殺した手前、のうのうとホグワーツに残ってはいられません
あくまで、ヴォルデモートが魔法省を乗っ取り、再び校長として戻るまでの話ですが
そして、ダンブルドアを殺さなければいけないことは、スネイプには十分に不幸な運命です
スネイプにとって、ダンブルドアは唯一の理解者であり、自分の秘密を打ち明けた唯一の人でした
“友”と呼ぶには相応しくないかもしれませんが、スネイプ にとって大切な人であったことは確かです
スネイプはそんな人物を、自らの手で殺さなければいけませんでした
さらにその後で、ヴォルデモートのすぐそばで自分を偽り続けるという、死ぬほど危険な状況に身を置く必要がありました
なので、これ以上の不幸が、呪いによって引き起こされることはなかったのだと思います
理由2:スラグホーンの復帰
また、スラグホーンを魔法薬学の職に復帰させる必要があったのも、一つの要因であると考えられます
ヴォルデモートが分霊箱をいくつ作ったかを明らかにするには、スラグホーンを説得し記憶を引き出さなければなりませんでした
そのために、ダンブルドアはスラグホーンをホグワーツに連れ戻す必要があったのです
スラグホーンは50年以上魔法薬学を教えた経験があり、他の教科を教える選択肢はなかったでしょう
なので、スネイプをそのまま魔法薬学のポストに置いておくことはできなかったはずです
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※本ページの情報は2023年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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