なぜナギニはヴォルデモートのしもべになったのか?【ハリーポッター】【ファンタビ】

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ネタバレ注意
この記事は、ハリーポッターシリーズの映画・原作のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。
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この記事は、ファンタスティックビーストシリーズの映画のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。

ハリーポッターシリーズのナギニは、ヴォルデモートに忠実な巨大ヘビで、ヴォルデモートの命令なら人を襲うことも厭わない凶悪さです

そんなナギニが、かつては人間の女性であったことが、ファンタスティックビーストシリーズで明らかになりました

ヘビになる前のナギニの性格は温厚で優しく、人を襲ったりするようにはとても見えません

なぜ善良な人間であったナギニが、ヴォルデモートに味方する邪悪なヘビに様変わりしてしまったのでしょうか?

マレディクタスとは?

まず初めに、人間であったナギニがなぜヘビになってしまったかを理解する必要があります

ナギニは母から娘へ受け継がれる血の呪いによって、いずれ永久的に動物の姿になることが運命づけられた『マレディクタス』です

ファンタビシリーズの時点でのナギニは、人間からヘビへ、ヘビから人間へと自在に姿を変えることができますが、いずれはハリーポッターシリーズのナギニのように、ヘビの姿に閉じ込められ、人間の姿に戻ることができなくなります

“アニメーガス(動物もどき)”も動物へ姿を変えることができますが、マレディクタスとは違って人間に戻れなくなるようなことはありません

今のところ、マレディクタスとして知られているキャラクターはナギニだけですが、マレディクタスは必ずしもヘビであるわけではなく、他の動物である場合もあります

ただし、母から娘に受け継がれる呪いなので、マレディクタスは必ず女性であるということになります

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ヴォルデモートとの出会い

ナギニがヴォルデモートといつ、どこで、どのようにして出会ったのかは明らかになっていません

ナギニが初めて登場したのは『ハリー・ポッターと炎のゴブレッド』なので、出会ったのは”それより前”であることだけはわかっています

しかしそれ以外は推測するしかありません

疑問なのは、ヴォルデモートと出会った時、ナギニがまだ人間だったのかどうかということです

私の考えでは、ナギニはすでにヘビになっていたと思います

もしナギニがまだ人間のままだったなら、ヴォルデモートのような悪人の側につくとは考えにくいです

人間のナギニは、クリーデンスがグリンデルバルドの仲間に加わった時に止めようとしましたし、その後はダンブルドアの率いるグリンデルバルドに対抗する側に味方しました

なので、ナギニがヴォルデモートの仲間になるとしたら、完全にヘビになってしまった後だと考えられます

なぜヴォルデモートに味方した?

ナギニが邪悪になってしまったのは、ナギニが人間の女性から完全なヘビになってしまったことが原因だと思います

ヘビになると脳までヘビになってしまうので、人間の時に持っていた高い認知機能は失われてしまいます

アニメーガスであるシリウスは犬になった時、自分の感情が人間的でなくなり単純になると話していました

連中は人の感情を感じ取って人に近づく……わたしが犬になると、連中はわたしの感情が――人間的でなくなり、複雑でなくなるのを感じ取った……しかし、連中はもちろんそれを、ほかの囚人と同じくわたしも正気を失ったのだろうと考え、気にもかけなかった。

出典:『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』原作小説より

なのでナギニは、人の善悪を判断するような複雑な感情を失い、狩りをして空腹を満たすという本能に従って行動していたのだと思います

シリウスの場合はまだ犬という同じ哺乳類である上に、すぐに人間の姿に戻ることもできましたが、ナギニの場合はずっとヘビでいたため、アイデンティティを保つことができなかったのでしょう

また、ヘビになったために人間との接触が断絶されたナギニにとって、蛇語を話すことができるヴォルデモートは、きっと特別な存在に感じられたはずです

それに、動物は見た目の醜悪さや、心の邪悪さなどで人を判断したりはしません

自分に対してどう接してくれるかで判断します

ヴォルデモートはナギニをとても可愛がっていましたし、ナギニの求める獲物を定期的に提供してくれました

本能で動いているナギニにとっては、それだけでヴォルデモートに従う理由として十分だったのです

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