クィディッチのルールは本当に崩壊している? おかしい?【ハリーポッター】

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ネタバレ注意
この記事は、ハリーポッターシリーズの映画・原作のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。

ハリーポッターの世界では、おなじみのスポーツである『クィディッチ』

そのクィディッチを題材としたゲーム、『Harry Potter: Quidditch Champions』が、先日 WB games から発表されました

ホグワーツレガシーではクィディッチがプレイできなかったこともあり、発表を喜ぶ声が多くありました

しかしその一方で、このゲームの発売を懸念する声もありました

その主な懸念点とは、『クィディッチのルールがそもそも崩壊している』ということです

もし本当にルールが崩壊しているなら、ゲームとして成立させるのは難しいはずです

なぜクィディッチのルールは、崩壊していると言われてしまうのでしょうか?

ルールのどこが問題なのか?

クィディッチのルールが崩壊していると言われる理由は、シーカーの獲得できる点数が高すぎる点にあります

シーカーが黄金のスニッチをつかむと、一気に150点が加算され、その時点で試合終了となります

それに対して、チェイサーがクアッフルをゴールポストに投げ入れた時の得点は、たったの10点です

そのため、たとえチェイサーが14回ゴールして、140点を獲得していたとしても、

相手チームのシーカーがスニッチを掴んでしまえば、140対150でその試合は負けになってしまいます

なので、シーカーに関係なく、チェイサーの得点だけで勝利するには、相手チームに160点差をつける必要があります

この得点差をつけるには、チェイサーが大量に得点する必要があるだけでなく、キーパーが相手に点を与えないことも重要になります

これはかなり難易度が高いことがわかると思います

このように、勝敗はシーカーの得点に大きく左右され、それをチェイサーの得点で覆すのは非常に難しい。というのが主な問題点です

勝敗がシーカー次第で決まってしまうなら、チェイサーが得点を得るために努力する意味はあるのでしょうか?

シーカー以外のポジション(チェイサー・キーパー・ビーター)は、果たして存在する意味はあるのでしょうか?

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優勝を決めるカギは勝利数ではない

1つの試合だけに注目すれば、たしかに勝ったか負けたかが全てであり、点差は関係ないように思えます

しかし、クィディッチでの最終目標は、リーグ戦で優勝を勝ち取ることです

そしてそのリーグ戦での順位は、チームが獲得した『合計点』で決まります

つまり、優勝を決めるカギは『勝利数』ではなく『いかに多くの点数を積み上げたか』です

なので、チェイサーが各試合で獲得した点数は無駄にはならず、着実に合計点に積み重なっていきます

最終的には、1つのゴールが生んだ10点の差で優勝が決まるなんてことも、十分にあり得るわけです

それでは、ハリーが3年生の時のクィディッチ優勝戦の例を見てみましょう

対戦カードはグリフィンドール対スリザリン。リーグ戦での成績は、スリザリンが200点もリードしている状況でした

これがシーズン最後の試合なので、グリフィンドールが優勝するには、210点差をつけて勝つ必要があります

そのためには、ハリーがスニッチをつかんで150点獲得するだけでは足りません

ハリーは、チームが少なくとも60点差以上をつけてから、スニッチをつかむ必要があったのです

実際の試合では、70対10でチームが60点リードした時点で、ハリーは見事にスニッチをつかみ、グリフィンドールは優勝しました

この試合運びが現実的かはさておき、これでもまだ、チェイサーの獲得した点数が、無意味であると言えるでしょうか?

依然として、シーカーの役割は非常に重要ですが、少なくともチェイサーの稼いだ点数がなければ、優勝することもなかったはずです

ビーターの役割は何か?

シーカーだけでなく、チェイサーとキーパーにも存在意義があることがわかってもらえたと思います

ではビーターの役割はなんでしょうか?

ビーターの役割は主に、味方のチームの選手を、暴れ回るブラッジャーから守ることです

それだけでなく、ビーターはブラッジャーを使って相手チームの選手を妨害することもできます

シーカーもその例外ではありません

つまりビーターは、シーカーを妨害し、決定打となるスニッチの獲得を遅らせることができます

スニッチをつかめるかどうかも、シーカーに全責任が負わされているわけではないのです

150点は本当に高すぎる?

シーカーがスニッチをつかむことに対して、150点もの大量点が与えられるのは妥当と言えるのでしょうか?

もっと低い点数にした方が、ゲームのバランスは保たれるのではないでしょうか?

確かにそうかもしれませんが、スニッチを捕まえるのは非常に難しい、ということは頭に入れておく必要があります

プロリーグでは、スニッチが中々捕まらず、数日間にわたって試合が続くこともあります

プロのレベルになると、ビーターのレベルも高いので、シーカーが邪魔されることも多くなるはずです

なのでその間に、チェイサーが大量得点をあげることも可能でしょう

1884年には、半年間もスニッチが捕まらなかった試合があった、というのは有名な話です

ちなみに、wizarding world の公式サイトに掲載されている、2014年のクィディッチW杯のレポートを見てみると、スニッチをつかむまでの平均タイムは、一番速いチームでも60分かかっています

ワールドカップレベルでも、スニッチをつかむまでに最低1時間はかかるのです

しかし、ホグワーツの寮対抗杯では、ハリーはいとも簡単にスニッチをキャッチしているように見えます

早い時だと、ハリーは開始5分足らずでスニッチをつかんだこともあります

これはおそらく、ホグワーツで使用されるスニッチが、動きが遅く設定されているからではないかと思います

もし長時間にわたって試合が続いたら、授業のスケジュールに影響が出ますからね

実際のプロリーグやワールドカップでは、ハリーのように簡単には行かないはずです

そう考えれば、150点も高すぎる点数ではないのかもしれません

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※本ページの情報は2023年5月時点のものです最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください

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