この記事は、ハリーポッターシリーズの映画・原作のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。
映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、フレッドとジョージからハリーへ、忍びの地図が手渡される場面があります
地図上の小さな点は誰がどこにいるかを示しているのですが、実はその中にニュート・スキャマンダーの名前があるというのは、有名なイースターエッグ(隠しネタ)です
In Prisoner of Azkaban (2004) when George and Fred give Harry the Marauders Map, my son saw Newt Scamanders name walking the halls of Hogwarts. pic.twitter.com/ydIeTPupVE
— Hidden Movie Details (@moviedetail) December 3, 2019
ニュート・スキャマンダーは『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公であり、有名な魔法動物学者です
彼の著書である『幻の動物とその生息地』はホグワーツの指定の教科書になっています
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』時点では、ニュートは96歳と相当な年齢ですが、彼は何のためにホグワーツを訪れていたのでしょうか?
考えられる理由がいくつかあるので、一つずつ説明していきたいと思います
1. ダンブルドアを訪ねるため
『ファンタスティック・ビースト』シリーズを見て分かる通り、ニュートとダンブルドアは切っても切れない関係性です
ダンブルドアはニュートをとても信頼していて、ニュートが親友のリタをかばって退学処分を言い渡された時も、ダンブルドアは断固として反対しています
ニュートもその信頼に応え、ダンブルドアの無理な頼み事も受け入れてきました
ニュートが古き友人として、ダンブルドアの元を定期的に訪れていたとしても何ら不思議ではありません
また、2001年にニュートの著書である『幻の動物とその生息地』のマグル版が出版され、その前書きはダンブルドアが担当しました
私は、この本がフィクションであるという断り書きを入れ、マグルの読者にこの本がまったくの創作であると保証することを条件に、マグル版を出すことを許されました。アルバス・ダンブルドア教授が、その条件を満たす前書を書くことを承知して下さいました。
出典:『幻の動物とその生息地』 新装版 より
なので、事前にそのことついて話し合いをするためにダンブルドアを訪ねたのではないか、と言われています
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2. バックビークを救うため
ニュートがホグワーツを訪れる前、ハグリッドが担当する魔法生物飼育学の授業で、ある事件が起きていました
ヒッポグリフのバックビークが、マルフォイを襲ってケガをさせてしまったのです
バックビークは不当な裁判にかけられ、最終的には死刑を宣告されてしまいます
この哀れなヒッポグリフを救うために、ニュートはホグワーツを訪れたのではないでしょうか
ニュートは魔法動物学者として、たくさんの魔法動物を保護したり、動物たちへの偏見や誤解を解くことに尽力してきました
バックビークを助けるのに、ニュート以上に最適な人間がいるでしょうか?
また、ニュートの母親がヒッポグリフのブリーダーであったことから考えても、ニュートにとってヒッポグリフは特別な動物であった可能性があります
3. バジリスクについて研究するため
魔法動物学者であるニュートにとって、バジリスクのような珍しい個体は、ぜひとも研究したい動物の一つでしょう
しかし、バジリスクは見たものを即死させる眼と、毒を含んだ牙を持つ非常に危険な動物で、ニュートでさえ生きているバジリスクに近づくことは難しいはずです
ニュートがホグワーツを訪れた時、幸運にもバジリスクの死体が調べ放題な状態にありました
なぜなら、ハリーが秘密の部屋を発見し、その中の怪物であったバジリスクを倒したからです
この絶好のチャンスを逃さないために、ニュートはホグワーツを訪れたのかもしれません
4. 孫に会うため
ニュートの孫であるロルフ・スキャマンダーは、のちにルーナ・ラブグットと結婚することが明らかになっています
ルーナはハリーたちの一つ下の学年なので、もしロルフがルーナと同じくらいの年齢であれば、この時ロルフもホグワーツに通っている可能性が十分にあります
もしかしたらニュートは、この孫のロルフに会うためにホグワーツを訪れたのかもしれません
なるほどよくわかりました
確かに忍びの地図に出てきてますね