この記事は、ファンタスティックビーストシリーズの映画のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。
ファンタスティックビースト3作目のサブタイトルとなっている『ダンブルドアの秘密』
この”秘密”とは一体なんのことを指していたのでしょうか?
原題は”Secrets of Dumbledore”で、Secretが複数形になっていることから、今作で明かされる秘密は1つではないことがわかります
また、ダンブルドアとは、アルバス・ダンブルドアだけでなく、アバーフォースやアリアナなど、ダンブルドア家全員を含んでいると考えられます
これらの前提を踏まえた上で、『ダンブルドアの秘密』とは何だったのか考えていきましょう
クリーデンスの正体
今作で明かされた最大の秘密は、クリーデンスがアバーフォースの息子であったということでしょう
前作の『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』のラストでは、クリーデンスがアルバスの弟のアウレリウス・ダンブルドアであることがグリンデルバルドの口から明かされました
しかし、結果的にこのグリンデルバルドの発言は、半分正しく、半分間違っていたことになります
クリーデンスの本当の名がアウレリウス・ダンブルドアであることは事実でした
ただし、アウレリウスはアルバスの弟ではなく、アバーフォースの息子だったのです
つまり、アルバスにとっては甥ということになります
今まで、アバーフォースの恋人や子供については一切語られてこなかったので、ファンにとっても重大なカミングアウトであったと思います
アリアナの病気の正体
二つ目の秘密は、アルバスの妹であるアリアナが、オブスキュラスを生む者であったことです
これは今作で初めて、兄であるアルバスの口から明かされました
オブスキュラスとは、魔法の力を抑圧することを強いられた子供の中に宿る、強力な闇の力です
宿主が感情の制御を失うと、体の外に溢れ出し暴れ始めます
ファンタビでは、このオブスキュラスを生む者として登場したのがクリーデンスでした
彼は過激な反魔法族団体のリーダーであるメアリー・ルー・ベアボーンに育てられ、魔法の力を押さえ込むことを余儀なくされました
その結果、強力なオブスキュラスが彼の中で育ち、制御を失うと、人や街を次々と破壊していきました
アリアナの境遇はこのクリーデンスと非常に酷似していたため、アリアナもオブスキュラスを生む者ではないかと、ファンの間で憶測が飛んでいました
アリアナは6歳の時にマグルの少年たちから乱暴され、それ以来魔法を使うことを恐れるようになりました
それによってアリアナの魔法の力は内にこもり、アリアナが精神不安定になると内側から爆発しました
このアリアナの発作が原因で、母親のケンドラは命を落としてしまいました
このように、アリアナの発作はオブスキュラスの特徴にぴったり当てはまっています
なので、アリアナがオブスキュラスを生む者であることはほぼ明らかでしたが、正式に言及されたのは、今作が初めてとなります
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グリンデルバルドとの関係性
三つ目の秘密は、ダンブルドアとグリンデルバルドが愛し合っていたという事実です
しかし、この事実に関しては、今までにほのめかされてきた多くのヒントや、原作者が「ダンブルドアは同性愛者」と公言していることからしても明らかでした
なので、それほど驚かなかったという人も少なくなかったと思います
ただし、正式にダンブルドア自身の口から語られたのは、これが初めてです
秘密の作戦
ダンブルドアは、グリンデルバルドに対抗するため、秘密の作戦を立てました
この作戦の鍵となる人物はバンティで、彼女がどんな指示を受け取ったかは、最後の最後まで秘密にされていました
ニュートでさえも、作戦がどこに向かっているのか把握していませんでした
この謎に包まれた作戦も、『ダンブルドアの秘密』の一つと考えられるでしょう
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