ダンブルドアが三人兄弟の物語の『死』だった説について解説【ハリーポッター】

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死の秘宝について語られている『三人兄弟の物語』には、『死』が擬人化されたキャラクターとして登場します

この『死』が、ダンブルドアのことを表しているのではないか、という有名な説があります

『死』は、魔法で川に橋をかけた三人兄弟に、褒美として”死の秘宝”を与え、最終的に彼らを死へと導きました

ダンブルドアは、そのような『死』の邪悪なイメージとは、一見かけ離れているように見えます

ダンブルドアが『死』であるという根拠は、一体どこから来ているのでしょうか?

その根拠は、三人兄弟のそれぞれの特徴が、ヴォルデモート・スネイプ・ハリーとぴったり当てはまっていることから来ています

それが一体どういうことなのか、これから詳しく説明していきたいと思います

一番上の兄=ヴォルデモート

一番上の兄は戦闘好きで、存在するどの杖よりも強い杖を『死』に要求しました

そこで『死』は、『ニワトコの杖』を一番上の兄に与えました

強力な杖を手に入れた一番上の兄は、自分は無敵になったと人々に自慢しました

しかしその夜、一人の魔法使いが忍び寄り、眠っている一番上の兄の喉を掻き切り、杖を奪い去っていきました

そうして『死』は、一番上の兄を自分のものにしました

この一番上の兄は、ヴォルデモートのことを表していると考えることができます

ヴォルデモートもまた、一番上の兄と同じように、最強の杖であるニワトコの杖を求めました

ニワトコの杖なら、ハリー・ポッターの杖を打ち負かし、自分を真に無敵にすると信じていたからです

しかし、ニワトコの杖を手にしたヴォルデモートも、最終的にはこの世を去り、杖はハリーに奪われてしまいました

このように、ヴォルデモートと一番上の兄との間には、共通点が多く存在します

また、一番上の兄にニワトコの杖を与えたのは『死』でしたが、ヴォルデモートにニワトコの杖を与えたのは誰だったでしょうか?

ヴォルデモートは、ホグワーツの墓跡に眠っている、ダンブルドアからニワトコの杖を手に入れました

つまり、ヴォルデモートにニワトコの杖を与えたのはダンブルドアであり、彼が『死』だったとは考えられないでしょうか?

それだけでなく、ダンブルドアはヴォルデモートの死についても深く関わっています

分霊箱を全て破壊し、ヴォルデモートを倒す仕事をハリーに与えたのは、他でもないダンブルドアです

ヴォルデモートを『死』へと導いたのは、ダンブルドアであったと言っても過言ではありません

さらに、ヴォルデモートが一番恐れていたものは、死ぬことでした

ヴォルデモートの『死』への恐怖が、7つもの分霊箱を作らせたのです

そして、ヴォルデモートが恐れた唯一の人物とは誰だったでしょうか?

アルバス・ダンブルドアです

ここでも、ダンブルドアと『死』との共通点が浮かび上がってきます

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二番目の兄=スネイプ

二番目の兄は、人々を死から呼び戻す力を『死』に要求しました

すると『死』は、『蘇りの石』を二番目の兄に与えました

二番目の兄は自分の家に戻ると、もらった石を取り出して手の中で三度回しました

すると嬉しいことに、若くして死んだ、かつて結婚を夢見た女性が現れたのです

しかし、死者である彼女はこの世には馴染めずに苦しみました

思い悩んだ二番目の兄は、彼女と本当の意味で一緒になるために、自ら命を絶ちました

そうして『死』は、二番目の兄も自分のものにしました

この二番目の兄は、スネイプのことを表していると考えることができます

スネイプもまた、二番目の兄のように、一人の若くして死んだ女性のことを想い続けていました

その女性とは、言うまでもなく、ハリーの母親であるリリー・エバンズです

スネイプがどれだけリリーのことを愛していたかは、彼のパトローナスを見れば明らかです

そしてスネイプも、ヴォルデモートに殺され、最後にはリリーの後を追うように死んでいきました

また、このスネイプの死にも、ダンブルドアは深く関わりを持っています

そもそも、スネイプをヴォルデモートの元にスパイとして送り込んだのはダンブルドアです

さらにダンブルドアは、スネイプに自分を殺すように頼み、実行させました

そのおかげでスネイプは、ニワトコの杖の真の持ち主と勘違いされ、ヴォルデモートに命を狙われることになりました

このように、ダンブルドアが『死』として、スネイプを死に導いたと考えることもできます

ただし、スネイプが死のうとするのを、ダンブルドアが止めたという事実もあります

リリーが死んだ時、スネイプは悲しみに暮れ、いっそのこと自分も死んでしまいたいと言いました

しかしダンブルドアは、リリーの息子であるハリーを守るために生きる道を勧めたのです

そしてもう一つ、ダンブルドアの『死』らしくない振る舞いは、スネイプに蘇りの石を与えていないことです

ダンブルドアは、蘇りの石をハリーに残し、スネイプは一度も蘇りの石を手にすることはありませんでした

三番目の弟=ハリー

謙虚で賢い三番目の弟は、『死』に追われずに前に進めるものを望みました

そこで『死』は、しぶしぶ自分の『透明マント』を三番目の弟に与えました

透明マントに身を隠した三番目の弟は、何年も『死』の目を逃れました

やがて年老いた弟は、ついに透明マントを脱ぎ、息子にそれを与えました

そして『死』を古い友人として迎え、喜んで『死』と共にこの世を去りました

この三番目の弟は、ハリーのことを表していると考えることができます

ハリーは、三番目の弟と同じく、透明マントを所持していました

そしてその透明マントは、クリスマスプレゼントとして、ダンブルドア(死)からハリーに送られたものです

また、自分自身がヴォルデモートの分霊箱だと知ったハリーは、自ら『死』に向かって歩き出しました

そして、ハリーはヴォルデモートの前で透明マントを脱ぎ捨て、『死』を古い友人のように迎え入れたのです

するとそこで、『死』を象徴するかのようにハリーの前に現れたのが、ダンブルドアでした

さらに、ダンブルドアはハリーの死にも一役買っています

ハリーに最後には死なねばならないと伝えるよう、スネイプに命じたのはダンブルドアでした

ただし、念のため言っておくと、ダンブルドアはハリーの命は守られると分かった上で、ハリーの死を計画しました

決してハリーを死に追いやろうとしたわけではありません

また、ハリーはダンブルドア(死)と共にこの世を去るのではなく、元の世界へ戻ることを選びました

その点に関しては、『三人兄弟の物語』とは異なる部分となりますね

原作者の見解

原作小説の著者であるJ.K.ローリングは、お気に入りのファン考察についてTwitterで尋ねられた時、この『ダンブルドア=死』説と答えました

彼女はこの考察について『美しい考察で、きれいに当てはまっている』と語っています

しかし、この説が正しいかどうかには言及しておらず、彼女がこれを意図して物語を書いていたかどうかは、謎のままです

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